キリンダー改装計画

投稿者:郷さん 2001.06.01 それは突然、オーラ姫から告げられた。 「しかしオーラ姫様、この平和になった今、キリンダーもリディアに戻り、  おとなしくめでたしめでたしで終わるべきなのでは?」 「それでは裁判までいった二社の努力はどうなるのですか。われわれは、  まだこのお話を終えるわけにはいかないのです。」 ドラゴの意見を真っ向から否定するオーラ姫。 「キリンダーは新たに作られました。」 「「「「「「「「「「「「えええええええっ!」」」」」」」」」」」」 その一言に、十二戦士はハモリで大声をあげた。 「ゴール様が、今後いつ何時ノベルワールドに危機が迫るとも知れないと、  「あるもの」から新造キリンダーを完成させ、いままでリディア・・・キリンダーが  置かれていたあの場所に、すでに置かれています。」 キリンダーがまた・・・?しかも、すでに完成・・・? 「オーラ姫様、その「あるもの」とは・・・もしかするとニョロリ・・・。」 ニョロリは気づいたか。 「なんでしょうか。」 あくまで自分で言いたくないらしいオーラ姫。 「まさか・・・まさか・・・。」 「なんだよニョロリ。早く言えよ。」 「空き缶・・・ニョロリか?」 「空き缶?」 オーラ姫はにっこりと笑って答える。 「そのとおりです、ニョロリ。正解です。」 「や、やっぱりビールの空き缶ニョロリか?」 ビール。麒麟の絵が書いてあるあの缶。 「ビール?」 「ほら、この間バク丸殿がクリーム殿に飲ませた・・・。」 ポチ郎のせりふに、全員の視線がバク丸に集中。 「いや、そのね、ちょっとね・・・。」 「ば・く・ま・る・・・。クリームに何をしようとした?」 「ポチ郎、詳しく教えてくださいですの。」 「え・・・。確か、抵抗できなくすればこっちのもの・・・とか、いよいよだ・・・とか、  言っておったが。バク丸殿、あれはどういうことでござったか?」 「ぽちろおおおおおお(泣)」 「ばくまる・・・あとであたいの家に来な。」 「バク丸の馬鹿あああああぁぁぁぁぁぁ!」 クリームが叫ぶ。 「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁんん!」 そしてそのまま走り去る。 「とまあ、それは置いておいて・・・。」 オーラ姫はころあいを見計らって話を再開する。床にはスマキにされたバク丸。 「キリンダーは一度、霊麟石によってニューキリンダーとなりました。  そこで今回は、ニューキリンダーの名を捨て、また新しい名を決めようと  思います。候補は私が考えてまいりました。」 大丈夫かな? 「これがそのリストです。これ以外に思いつきましたら、どうぞ言ってください。」 全員でタルトの家に集まる。名前を決定後、バク丸を○○するために。 「新型ニューキリンダー、キリンダーMkU、キリンザウルス、キリンダーX、  キリンダーパート2、パワーアップキリンダー・・・。」 「オーラ姫様には悪いですが、私はキリンダーから離れて考えるべきだと思いますね。  キリンダーの名を冠すことができるのは、初代・・・つまり、リディアのキリンダー  だけではないかと思います。」 「私も賛成ですわ。オーラ姫様、ネーミングセンスないですもの。」 「キリンダーって名からして安易なんだよな・・・。」 オーラ姫がいたらモンクもスフレもドラゴもクビだな。 「伊賀というのはどうでござるか?」 「「「却下!」」」 「なら甲・・・。」 「「「却下却下!」」」 「イチゴパフェなんていかがでしょう?」 「弱そうな・・・。」 「サンタマリアというのはどうニョロリ?」 「新しいノベルワールドを探しにいくつもりか?」 「エイツ・・・いかがですか?」 「まともだけど・・・パクリだし。」 「それに、我々は12人いるでござる。」 完全に「キリンダー」を捨てたらしい。 「そういえば昔、「11人いる!!」ってアニメがあったよな。」 「しらねえよ・・・。」 本当にあります。SFアニメ。 「ねえねえ、ジンギスカンってどうかな?」 「イノシシ鍋にするぞ。」 「俺様にも考えがあるぞ。「ショコラ」でいこうか。」 「ロリコンん!」 「どうせなら私、チーズケーキが・・・って、ショコラってその意味だったんですの・・・。」 「青春号でいいじゃあないか!」 「やめれ!」 本当に決まるのか? 「うにゅー・・・。」 「バク丸も言いたそうですわ。」 「クリームとか言ったら・・・。わかってるな?」 黙るバク丸。図星らしい。 「このままでは決まらんでござる。」 「じゃあどうするんだよ。」 「くじ引きですわ。」 「よりによってオーラ姫様の・・・。」 「入れなきゃよかった・・・。」 「仕方ないな、これで決定。キリンダー・・・MkU。」 「よく考えたら・・・。リディアが決めるべきだったんじゃあ?」 タルトの言葉に全員固まる。 再びオーラ姫のもとに集合したエトレンジャーマイナス2人。 「そうですか、キリンダーMkU。良い名です。」 自分が作ったということを忘れている。 「さて、次は装備ですね。」 「装備?」 「そんなものが必要なのかウッシー?」 「もちろんです。」 確かに、先代のキリンダーはブラックキリンダーに追われたり、邪霊城に特攻したり、 りんご爆弾喰らったり、ガミラス艦隊と決戦したり(ウソ)、いろいろと苦戦していた。 「必要なものは全てゴール様が生み出してくださいます。何でも・・・とはいえ、  あまり多すぎない範囲で・・・、頼みなさい。」 「だいたい攻撃っていえば、あのキリンダーアタックしかないだろ、たしかに必要かもな。」 「しかし、果たして今後使うことがあるのか、謎でござる。」 なんだかんだ言いながらも、結局必要と思われる装備があげられていく。 「桃太郎や浦島太郎の世界でやったような戦いだったら、小火器は必須だな。」 「あとは・・・。時空転移のたびにオーラ姫様のお力を借りずともすむように、  推進力を上げる装備だな。」 「ロケットエンジンか?」 「二足歩行に変形させてみるとかは?」 「タルトさんそれは装備ではありませんわ。」 「ウリィが泣かなくなったからな・・・。ビエーン砲の代わりになるようなのが欲しいかも。」 バク丸はしれっと恐ろしいことを。 「狼と羊飼いのノベルワールドのときの重装エトレンジャーをもう一回してみるとか?」 「全員でか?」 この調子で決まるのか? 「決まらないであろう。」 ゴール様断言。 「これで一応まとも(?)に働いてくれるだろう。」 そうか!それでキリンダ−改装なんて言い出したんだ!なるほどさすがは大霊神!